Abbas Mohamed Rafiki
1973年にタンザニアのルブマにあるナカパニア村で生まれ、ルブマ村のトゥンドゥルという小学校に通いました。彼は幼い頃から芸術に興味を持ち、小学生のときには、人々や動物の様々なスケッチを描いていました。
1989年にタンザニアのダルエスサラームに移り、ダルエスサラームを拠点とする有名なティンガティンガのアーティスト、ハシム・ムルタに弟子入りします。ティンガティンガを描く技術を学び、時間をかけて自分のスタイルを完成させ、自らもマスターとなりました。
1994年、彼はタンザニアの主要な観光地であるザンジバル島に移住し、ダルエスサラームに戻るまでの7年間、ザンジバル島で絵を描き、作品を展示し続けました。ザンジバルでは、マフィア島海洋公園、ペンバ島、ユネスコ世界遺産であるストーンタウンなどを訪れ、芸術のインスピレーションを得ました。彼のインスピレーションは、幼い頃に見た村の鳥や花、そしてザンジバルでの滞在から得ています。芸術を通して収入を得るとともに、世界中の友人や芸術愛好家のネットワークを広げています。
彼は、オイスターベイホテル、国立博物館、ロシア文化センター、ダルエスサラームのアライアンス・フランセなど、タンザニア国内の様々な場所で作品を展示しています。また、日本、台湾、ケニアを訪れ、芸術の才能と技術を披露しています。2008年から2010年にかけては、ケニア・ナイロビで行われた漫画プロジェクト「Tingatinga」に参加し、このプロジェクトは彼の人生に素晴らしい思い出を刻みました。
彼は今後も才能を伸ばし続け、絶えず自己革新を図りながら、新進気鋭のアーティストを支援し、彼らの力になりたいと思っています。